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【症例】歯茎(歯肉)の移植と骨造成で被せ物をより自然な仕上がりに
2025/07/05
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インプラント
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審美歯科治療
治療内容 | 根管治療、インプラント治療、歯周外科治療 |
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期間 | 約1年 |
治療回数 | 約15回 |
費用 | インプラント治療 451,000円 骨造成 55,000円 歯肉移植(CTG) 55,000円 ジルコニアセラミッククラウン 132,000円 全て税込価格 |
治療前の状態・主訴
患者様は、前歯の歯茎が時々腫れて痛い、とのことで来院されました。
レントゲンで確認してみると、前歯2本の根の先に病巣があり、膿が溜まっている状態でした。根の先の黒い所が膿の溜まっている部分です。(赤丸内)
治療詳細
まず、根管治療から始めました。
しかし、片方の前歯の根は膿が止まらず、根の先も溶けてなくなって周囲の骨も大きく溶けており、根管治療では治療困難と判断しました。患者様に状況の説明をさせていただき、相談の上、抜歯をしました。
もう一方の前歯は予定通り根管治療を行い、その後補綴治療をすることになりました。
抜歯をした所はインプラント治療をご希望でしたので、数ヶ月治癒を待ってCTを撮影しました。
画像がこちらになります。
1枚目が抜歯後で骨が吸収している状態、2枚目が骨造成後の状態です。
元々、根先の病巣が要因で根周囲の骨が溶けている状態でした。抜歯後にCTを撮影したところ、かなり骨がなくなっていることがわかったため、骨造成を行うことになりました。
骨ができるのを6ヶ月ほど待ち、その後インプラントを埋入します。
こちらがインプラント埋入時の写真です。
赤丸の部分の歯肉が他の部分より下がっています。
このまま補綴物を作成すると、歯と歯の隙間(ブラックトライアングル)が大きくなってしまうので、インプラント埋入時に歯肉移植も行いました。
口蓋側の歯肉を一部当該部分に移植して、歯肉に膨らみを持たせるような治療です。
インプラントと歯肉の安定を待ってから、最終的な補綴物を作成しました。
治療後の様子
こちらの写真はメンテナンスにいらっしゃった時に撮影したものです。
予後の安定もよく、しっかり使えると患者様は喜んでくださっていました。
主な副作用・リスク
・外科処置後は患部周囲の腫れ、痛みが一時的に発生します。
・補綴物やインプラントは、歯周組織の安定と維持のために定期的なメンテナンスは必須です。
歯周外科治療は、機能的にも審美的にもより良い治療の可能性を広げます
インプラント治療や補綴治療時は、機能的にも審美的にも歯周外科治療を併用すると良い場合があります。
歯周外科には様々な種類がありますが、今回行ったのは歯肉移植(CTG)と骨造成です。
歯肉移植は歯肉を強く丈夫にし、痩せてしまった歯肉のボリュームを出すことで補綴物をより自然に見せることができる治療です。
骨造成は骨が溶けて無くなってしまった時に骨を作りだす治療です。
今回は、歯肉移植によって歯茎のボリュームが増し、見た目がより自然になったほか、インプラントの強度も上げることが出来ました。
恵比寿デンタルクリニック東京では、様々な歯周外科治療を行っております。
歯の異変に対する不安や、こんな時どう治療したらいいのだろうなどお悩みやご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。
恵比寿デンタルクリニック東京 院長 岡本
こちらもご参照ください。
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