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歯間ブラシの種類とメリット・デメリット、選び方のポイント

2024/08/09

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歯間ブラシの種類とメリット・デメリット、選び方のポイント

こんにちは、恵比寿デンタルクリニック東京の歯科衛生士です。

みなさんはいつも家で歯磨きをするとき、補助的清掃用具は使っていますか?

補助的清掃用具は、歯間ブラシ、フロスなどです。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?今回のブログでは、歯間ブラシについてお話しします。

そもそも歯間ブラシとは、歯と歯の隙間などに残った汚れを取り除くための道具で、歯ブラシだけでは落としきれない部分も綺麗にできます。歯ブラシだけでは歯垢除去率が61%にとどまりますが、歯間ブラシを加えると85%に上がるという調査結果も出ています。

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日本歯科医師会「Mouth&Body Magazine HAPPY Smile」より

歯間ブラシにはハンドルやブラシの形状・ワイヤーなど、いろいろな種類があります。

ハンドルの種類

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下(イエロー)がI字型、上2本(グリーンとオレンジ)がL字型

I 字型(ストレートタイプ)

ハンドルとブラシがまっすぐIの字型になったタイプで、前歯などに適しています。ハンドルが短いタイプは、指先で把持できて細かく動かしやすいので、矯正装置や部分入れ歯の引っ掛ける部分など細かい清掃に向いています。

L 字型(ストレートタイプ)

ハンドルとブラシがL字型になったタイプで、I字型では届きにくい奥歯に適しています。特にハンドル部分が長いタイプは、より使いやすいです。ブラシ部分を含めたヘッドの向きを変え、使いやすいアングルを選べる製品もあります。

ブラシの素材

ゴム

シリコンなどの柔らかいゴム製なら歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないので、初心者の方にお勧めです。ワイヤーより柔らかい分汚れを取る力が弱いですが、雑菌が繁殖しにくいので衛生的に使えます。

ワイヤー

ナイロンなどの細かいワイヤーで、細かな隙間の汚れもしっかり取り除けます。ただし、歯茎が弱っていたり、間違った使い方をすると歯や歯茎を痛める可能性があるので、初心者の方や歯間ブラシの扱いが苦手な方は、ゴムタイプから始めることをお勧めします。使い終わった際は汚れが残らないよう、しっかり洗いましょう。

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ブラシの交換有無

ブラシ交換型

先端のブラシ部分のみ取り外して交換する、使い捨てタイプです。毎回交換できるので衛生的ですが、ややコストがかさみます。ブラシ部分の固定が緩くなりやすいので、使う前にチェックしましょう。

一体型

ハンドルとブラシが一体になっているタイプです。先端のブラシ部分の交換が苦手な方にお勧めです。交換型よりコストを抑えられますが、洗い方が不十分だと雑菌が繁殖する恐れがあるので、使用後はしっかり洗浄しましょう。

ブラシの交換の目安は、使用頻度や素材によりますが、約1週間〜10日に1回です。ブラシが痛んだり曲がったり、弾力が減ってきたら交換しましょう。

ブラシのサイズ

サイズが大きすぎると歯や歯茎を傷つけてしまい、逆に小さすぎると汚れが十分に取れません。ご自身のお口にあったサイズを選びましょう。ぴったりのサイズがわからない場合は、歯科医院で相談されることをお勧めします。

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歯間ブラシの適切な使い方

1.あまり口を大きく開けずリラックスした状態で、歯間ブラシを歯と歯の間にゆっくり入れます。

2.前後に数回、やさしく動かします。

3.入れる向きや角度を変えながら、歯にぴたりと密着させて汚れを取り除きます。

4.口をゆすぎ、使用後のブラシはしっかり洗って風通しの良い場所で乾かします。

慣れてきたらブラシの先端を曲げて、使いやすいように工夫してみたり、さまざまな種類・メーカーの歯間ブラシを使い比べしてみると、よりしっかり汚れを落とせるでしょう。

歯間ブラシは1日に何回も使うと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるので、1日1回、継続して行うのが理想です。

なお、恵比寿デンタルクリニック東京でお勧めしている歯間ブラシは、L字型のハンドルで針金にナイロンをつけたタイプの「LION  歯科用 DENT. EX」です。(これは、ハンドルとブラシ一体型になります)

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「LION  歯科用 DENT. EX」1箱4本入り 480円(税込)

歯間ブラシ選びは歯科医院に相談を

歯間ブラシは清掃性や安全性、使いやすさなどが改良され、各メーカーから新製品が多数発売されるようになりました。

患者さん自身が歯間ブラシのサイズを選択した場合と、歯科衛生士が選択した場合では、前者の方が太いサイズを選択する傾向にあるというデータがあります。誤ったサイズを選択すると、歯茎の退縮、擦れることによっての傷がついてしまうことがあるので、歯間ブラシのサイズ選びに困った際は、ぜひ歯科医院でご相談ください。

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恵比寿デンタルクリニック東京でも、患者様に合った歯間ブラシをご提案いたします。正しい歯磨きの指導や、セルフケアではどうしても落としきれない汚れの除去、専門器具によるクリーニング、フッ素塗布など、お口のメインテナンスに力を入れています。

虫歯や歯周病は早期発見・早期治療が大切ですが、そもそも虫歯や歯周病にならないよう、定期メインテナンスで予防をすることが重要です。お口で気になることがありましたら、ぜひ当クリニックへお越しください。

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