歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|恵比寿の歯医者|恵比寿デンタルクリニック東京

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歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説

恵比寿デンタルクリニック東京|歯周病による歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|歯肉退縮の画像

みなさんは「最近歯肉がやせ細ってきた」と感じた経験はありますか?今回は患者さんからよく聞かれる歯肉の退縮の原因と、歯肉退縮を予防するためのブラッシングについてお話しします。

 

歯肉が痩せる2つの原因

 

歯肉がやせる時というのは、ほとんどの場合、歯肉の土台となっている骨が先にやせてしまっています。骨がやせる原因として、先天的な問題で骨がなくなる場合と、歯周病といったお口のトラブルによって骨がやせていく場合の2つがあります。

 

先天的な骨格の問題で骨がなくなり、歯肉がやせる

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|骨が露出した画像

 

先天的な骨格の問題で骨がなくなるといっても、どのタイミングでなくなるのでしょうか?1つ目は、歯が生えたときにすでに骨がない場合で、2つ目は、歯が生えたときには骨があったが、後になってなくなってしまった場合です。歯が生えたときにすでに骨がない状態については、成人の頭蓋骨で唇側の骨がない場合(骨の裂開といいます)で、多くのケースがこれにあたります。

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|歯根が露出した画像

 

理想的には、歯槽骨の中央に歯が並んでくれると良いのですが、歯が大きすぎたり、顎の骨が小さすぎたりすると、歯は外や内にはみ出してしまいます。その際、骨も一緒にはみ出してくれると良いのですが、なかなかそうはいかず、歯だけがはみ出す結果となります。

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|土台の骨の画像

 

つまり、歯の大きさと顎の大きさにアンバランスがあったり、歯の位置の異常や傾斜があると、歯が生えそろった時点ですでに骨がないという事が起こりうるのです。

 

歯周病などの病気によって骨と歯肉がやせる

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯周病による歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|歯肉退縮の画像

 

もう一つの歯肉がやせる代表的な原因は歯周病です。歯周病の進行に伴って骨がなくなり歯肉が退縮していきます。

 

歯肉退縮が先天的な問題か歯周病によるものかを見分ける方法

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|骨と歯茎の画像

 

骨が最初からないのか、歯周病によってなくなっていったかは、どのように見分ければよいのでしょうか。

 

まず自分自身で見分けるのは困難です。歯科医院などでX線を見ることで判断します。見分け方のポイントは、X線写真を見た際に、前者は「歯根を覆う頬舌側の骨だけがなくなっている」のに対し後者はほとんどの場合「隣接面の骨もなくなっている」という点です。(ご自身で判断せず、必ず歯科医院にご相談ください)

 

歯周病の発症は隣接面から起こることが多く、エックス線写真で隣接面の骨があるにもかかわらず歯肉の退縮が起こっている場合は、最初から骨がなかった可能性が高いと言えます。

 

また、歯肉退縮の起こっている歯が歯列から外れていたり傾斜している場合や、歯肉を通して歯根の突出が強く感じられる場合も、最初から骨がなかった可能性が高いと考えられます。

 

当然のことながら、最初から骨がない場合と後で骨がなくなる場合の合併による歯肉退縮もあります。つまり最初から骨がなかったところに歯周病が重なったり、最初から骨がなかった歯に矯正力をかけてしまった場合などがこれにあたります。

 

歯肉退縮を考えると歯肉にばかり目を奪われがちですが、大切なことはその背景には骨の問題がある可能性が大きいということです。

 

ただし、骨がなければ歯肉が退縮するかというと、必ずしもそうではありません。他にも歯肉退縮にかかわる要因があります。

 

歯肉がもともと薄くやせやすいこともある

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|歯肉退縮の画像

 

薄い歯肉は歯肉退縮のリスクが高いといわれています。また、歯肉がほとんどなく歯槽粘膜と呼ばれる膜で覆われているような場合も、ブラッシングで傷つきやすく、歯肉退縮を起こしやすいと考えられています。

 

骨の問題と共にこの歯肉の問題は先天的な要素が多く、患者さんにとってはどうしようもない部分です。

 

歯肉退縮を防ぐためにブラッシングで気をつけること

 

一方、患者様が実践できる歯肉退縮を予防するための方法もあります。なかでも一番重要なのが毎日のブラッシングの方法です。

 

毎日のブラッシングは、私たちが想像する以上に歯肉へダメージを与えています。試しに皮膚を歯ブラシでこすってみるとわかるでしょう。皮膚は表面が角化していて強い組織になっているにもかかわらず、歯ブラシでこするとすぐに傷ができてしまいます。肌に傷を与えるほどのダメージを毎日歯肉に負わせてしまっているのです。

 

特に薄い歯肉は、強いブラッシングや硬い歯ブラシの使用に対する抵抗力が低くなっています。運の悪いことに歯が歯列からはみ出している(骨が最初からない)場合は歯肉が薄いことが多いです。そのうえ歯がはみ出している分ブラッシング圧が強くかかり、余計にに歯肉退縮のリスクが高くなっているのです。

 

一回退縮してしまった歯肉は、なかなかもとに戻りません。プラークや歯石がつかないようにするために歯ブラシは重要なのですが、硬い歯ブラシの使用や、強いブラッシングをしないよう気をつけましょう

 

恵比寿デンタルクリニック東京では担当衛生士制で検診、クリーニングをしており、磨き方や歯ブラシの当て方などの指導を行っています。歯ぐきがやせてきたと感じる方や、日々のブラッシングでお悩みの方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。また、クリーニングに来ていただいた方には、三種類の硬さが異なる歯ブラシの中から一本プレゼントさせていただいております。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|歯ブラシの画像

 

こちらもご参照ください。

 

恵比寿デンタルクリニック東京|予防治療/クリーニング

恵比寿デンタルクリニック東京|歯周病治療

 

本記事の画像は以下の参考文献を引用しております。

 

恵比寿デンタルクリニック東京|歯肉退縮の原因とは?予防するためのブラッシングのポイントも解説|資料の画像

 

歯科衛生士のための Dr.Hiroの知って納得! ペリオドントロジー|山本浩正 |クインテッセンス出版 (2010/3/10)

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