咬み合わせの異常とその種類

咬み合わせ治療

咬み合わせとは、上下の歯の咬み合わせのこと。正しい咬み合わせとは、口を閉じたときに上下のすべての歯が接触した状態になることを言います。

<正しい歯並びとは>
・左右で歯のずれがないこと
・しっかり上下で噛んでいること
・上の歯が下の歯を覆っていること(前歯の場合2~3ミリ)
・出っ歯、受け口、開咬でないこと
・八重歯などで歯並びがデコボコになっていたり、ねじれたりしていないこと
・笑ったときに歯肉が見えすぎないこと
・顎の関節に異常がないこと
・ムシ歯がないこと
・歯ぐきが腫れていないこと

この状態が不適切なとき、咬合接触の異常、つまり咬合異常となります。咬合異常の状態が続くと、常に咬み合わせが不安定となり、咀しゃくがうまくできないためにムシ歯や歯周病になりやすくなります。また顎の骨がずれるため、顔の形にゆがみが現れることもあります。

咬み合わせを悪くする原因
咬み合わせが悪くなるのには、ムシ歯や不適切な修復物、歯周病などが関わっています。しかしそれ以外にもうつぶせ寝や歯ぎしり、食いしばり、悪習癖(頬づえなど、歯やお口に力をかけるような生活習慣)から起こることもあります。また、頬の内側に口内炎ができたために無意識に片側でものを咬むようになった、というような些細なことでも咬み合わせが変わってしまうことがあります。

咬合異常

咬合異常咬合異常は、早期接触、咬頭干渉、無接触に分類でき、それぞれの状態においてさまざまな障害の要因となることがあります。

●早期接触
口を閉じたときに、上下の歯の1本あるいは数本がほかの歯よりも早く接触する状態を言います。ムシ歯や修復物の不適合、歯周病や歯の喪失、歯並びの悪さなどが原因で起こります。

●咬頭干渉
奥歯を咬み合わせるときに山どうしがぶつかってしまい、適切な咬み合わせが得られない状態を言います。原因は、早期接触と同様なものであると考えられています。

●無接触
咬み合わせたときに、上下の相対する歯がまったく接触しない状態を言います。最も顕著な例は、前歯の開咬です。開咬とは、奥歯は咬み合っているのに前歯がまったく咬み合っていない状態です。ものを食べるときに前歯で咬み切ることが難しいだけでなく、発音障害などの原因ともなります。治療には矯正が必要です。

※早期接触、咬頭干渉の治療においては、必要に応じて干渉する部分の歯を削って治療します。削った部分が冷たいものなどにしみやすくなる場合がありますが、次第に慣れてくるのでご安心ください。

咬合異常の治療方法フェイスボウ
はじめに咬合器や顎の位置を計測するフェイスボウという器具を使って患者様の咬み合わせの状態を検査します。次に、フェイスボウで得られたデータをもとに患者様の咬み合わせの模型を製作し、早期接触や咬頭干渉が見つかった場合には、どこをどれだけ削ればよいのかを決定します。

また、正しい位置で咬み合わせが得られるように、必要に応じてマウスピースを使い、お口の筋肉を鍛えます。日常生活や食生活に咬み合わせを悪くする要因が見られる場合には、生活習慣等のアドバイスも行います。

咬み合わせと歯周病の関係

咬み合わせと歯周病の関係歯周病は、お口の中で歯周病菌が増殖することによって起こると思われていますが、実際には咬み合わせがよくないために起きているケースが多いのです。咬合異常によって起きるひどい歯周病は、咬合性外傷と呼ばれます。咬合性外傷は、歯ぎしりや食いしばり、歯並びの乱れ、被せ物等の咬み合わせが高い場合などに起こります。

歯周病も咬合性外傷も歯槽骨を細らせていき、最終的には歯を失うことになるので、早めに治療をすることが肝心です。このような場合には、歯周病の治療と併せてマウスピース治療など、咬み合わせの治療を行っていくことが重要です。

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